8月23日北海道は洞爺湖で今年もアイアンマン・ジャパン北海道(トライアスロン、swim 3.8㎞、bike 180km、run 42.2㎞)に参加してきました。今年で3回目となる大会で、参加は2回目です。今年は去年のタイム14時間20分をきって13時間台でゴールするための練習をしてきました。大会1カ月前くらいになって、去年とはコースが変更になり、バイクは105㎞から112㎞まで700mの峠越えとランでは5㎞付近から山道の未舗装路を5㎞ほど走るというコースになりました。
さて、レース内容はといいますと、当日はやや曇りがち ですが、太陽の見える朝を迎えました。朝6時にプロ選手がスタートし、第2ウェーブの選手が洞爺湖につかります。私もこの第2ウェーブに属していました。スタート前とても緊張していましたが、いざスタートすると思いのほか落ち着いて泳ぎ始めることができました。洞爺湖の水温は23.6度。ウェットスーツを着ていると、とても快適な温度で、水は何mも先まで透明。底をみれば深いブルーに覆われており、吸い込まれそうな、あるいは龍でもでてきそうな深い青さです。去年は最初の50mくらいはパニックになっていましたが、今年はそれもなく、8回に1回の前方確認で進路もそれほどぶれることなく、進むことができました。途中ターンしてから、自分を追い越す人のあとについて、ドラフティング効果で普段よりも速いスピードで泳ぐことができました。結果としては1時間12分で去年より2分短縮できました。とても気持ちよく、いつまでも泳いでいたいくらいでした。
そして、次は課題としていたバイクです。バイクはスピードと筋持久力が弱点と判断し、弱点強化に取り組んできました。週2回はフィットネスクラブで30分はエアロバイクを漕ぎ、週1回は固定ローラー台でインドアトレーニング、週末は実走と、昨年より格段に練習量を増やしました。その甲斐あってか、前半105㎞までは順調なペースで走行でき、去年は人を追い越すということがほとんどなかったのですが、何名が追い越すこともできました。しかし、その105㎞から7㎞続くヒルクライムで失速、頂上1㎞手前で両方の太ももをつり、バイクから降りて、ストレッチをするということになってしまいました。それまでにも一回降車して何mかバイクを押してあがり、タイムロスにつながりました。足をつったときはリタイアを考えましたが、とりあえず、押してでも頂上までいって、下り坂を一気に降りても、足つるようならやめようと考えました。なんとか頂上にたどり着き、エイドで給水したのち、一気に下りです。上りは非常に長かったのですが、下りはあっという間に終わり、また上り区間がやってきました。向かい風なのか自分が疲れているのか全くスピードが上がりませんでしたが、いつの間にやら、バイクの終了まで近づいてきて、リタイアするのがもったいなくなってきて、結局、バイクも無事に終了。去年より30分ほど速い7時間11分でした。
トランジションエリアで一休みしたのち、最後のランです。最初の8㎞程度を頑張れば後は平地とわかっていたので、太ももの前側のツッパリ感を感じながらも、惰性で走行。途中の山道で最も急なところで斜度30度はあるんじゃないかという道を歩幅10㎝くらいじゃないかというようなジョグで10mくらいですが、上り切りました。あとは惰性です。疲れ切った足はペースを落とすよりも同じピッチで動かし続けるほうが楽なようで、各エイドで休んではまたすぐさま同じピッチで走りつづけました。最後のゴール前では観客の子供たちが手を出してタッチを求めているので、両手を伸ばして、飛行機の恰好で連続タッチ。ゴールテープ切りました。去年よりも追い込まれていたのか、写真をみると全く笑顔を作れていませんでした。ゴール後はこの大会を手伝ってくださったボランティアさんたちと洞爺湖に感謝をこめて一礼。ランのタイムは4時間44分。去年よりも20分くらい速かったです。最終的に合計13時間33分で去年より55分タイム短縮できました。
多くの方がコース変更により、昨年よりタイムをおとしたひとが多かったと聞きました。そう考えると、自分は相当にレベルアップできたのかなと思います。トライアスロンは身近な人と多くの大会運営スタッフ、ボランティアさんなくしてできません。ご協力くださったすべての人に感謝です。