当院は予防に重点をおいています。
糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病は
心筋梗塞や脳卒中の危険性をうんと高めます。
ですので、生活習慣病にならないための
相談を受け付けています。
また、生活習慣病なってしまった場合はお薬だけに頼らず、
生活習慣を変えるための相談にも応じています。
また、がんなどの病気の早期発見も予防にかかせません。
当院では現在は大腸がん検診の便検査のみ可能ですが、
当院ではできないがん検診は他院を紹介してでも
お勧めしています。
感染症予防には予防接種で防げるものもあるので、積極的に勧めています。
当院では定期的にご自宅を訪問して診察をする訪問診療や急病で受診できない場合にご自宅にお伺いする往診を行っています。
特に訪問診療は近隣の訪問看護ステーションと連携し、24時間対応しています。また、住み慣れたご自宅で最期を迎えたいご希望にも対応いたします。
高齢で足腰が弱ってしまって、一人では外出できなかったり、事故や病気で寝たきりになってしまった方や、がんの末期でご自宅で最期を迎えたいかたが訪問診療の対象となります。
お気軽にご相談ください。
平成17年 | 兵庫医科大学卒業 |
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平成17年~平成19年 | 沖縄徳洲会南部徳洲会病院 初期研修医 |
平成19年~平成20年 | 洛和会音羽病院 ERシニアレジデント |
平成20年~平成23年 | 鉄蕉会亀田ファミリークリニック館山 家庭医診療科 後期研修医 |
平成23年~平成24年 | 沖縄県立八重山病院 |
平成23年 | 日本プライマリ・ケア連合学会認定家庭医療専門医 取得 |
平成24年~平成26年 | 沖縄県立八重山病院附属西表西部診療所 |
平成29年 | 日本体育協会認定スポーツドクター |
沖縄の離島、西表島で2年間、島医者として診療。
島には東西に一つずつ診療所があり、それぞれに医師、看護師、事務員がそれぞれ1名ずつ勤務している。
その一つの診療所に勤務。診療所には入院施設はなく、入院が必要であれば、石垣島の病院へ紹介、搬送する。
診療所では生まれたばかりの赤ちゃんから103歳のおばあちゃんまで幅広く、
症状や病気を問わず診療を行ってきた。
時には緊急時にドクターヘリを要請したり、妊婦さんのおなかのはりや外傷にも対応してきた。
島医者として特徴的なのは地域とのつながりの強さである。
お祭りに参加してその準備から棒芸や三線をひいたり、
歌ったり踊ったり、公民館行事に積極的に参加し地域清掃をはじめ、
行事ごとに島の踊りを披露したり、あるいは小中学校の運動会に参加して、一緒に走ることもしてきた。
そうして、地域にとけ込み、患者さんの生活様式、家族背景や社会背景を
実際に目にすることができ、診療に多いに役立った。
時に地域住民にとけ込みすぎて医者であることを忘れられることもあった。
島医者をしていて、特に思うのは限られた医療資源でいかに島民の命と健康を守るかが課題である。
予防医学の考えはなくてはならないもので、感染症の流行を未然に防ぎ、
心筋梗塞や脳卒中などの防ぎうる緊急疾患は未然に防ぎ、悪性疾患の早期発見につとめるのことが
必要である。
また、メンタルヘルスも疾患予防には重要であり、
常に患者さんがストレスにさらされて困っていないかにアンテナをはり、必要に応じて、
カウンセリングを行う必要がある。
こうした経験が今の自分の医療の基本的な考え方につながっている。
平成13年3月 | 名古屋市立大学医学部卒業 |
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平成13年4月~平成15年3月 | みなと医療生活協同組合 協立総合病院 初期研修医 |
平成15年4月~平成18年3月 | みなと医療生活協同組合 協立総合病院 内科後期研修医 |
平成18年4月~平成21年6月 | 名古屋掖済会病院 救急科 |
平成21年7月~平成30年4月 | 医療法人社団健育会 西伊豆健育会病院 内科 |
平成30年5月~ | こさか家庭医療クリニック |
出身は岡山県北部の小さな町です。
地元の高校を卒業後、名古屋で約15年、静岡県西伊豆で約9年過ごした後で、神戸に引っ越して参りました。
私が「家庭医療」と出会ったのは、大学5年の時に参加した医学生向けの夏のセミナーでした。
そこで家庭医とは「赤ちゃんからお年寄りまで、病気・予防・介護まで、ありとあらゆる健康問題をみる。頼れる町医者」というイメージで紹介されていました。
驚いたのは、それが海外では専門分野(家庭医療学family medicine)として確立していることでした。
私は将来こういう医者になりたいと考え、家庭医になることを目標に研鑽を積んでいくことにしました。
まず初期研修で、内科・外科・小児科・麻酔科・産婦人科・整形外科・泌尿器科・皮膚科・地域医療などをローテート研修し、医師としての土台を築きました。
次に後期研修では、さらに内科全般(特に循環器内科・腎臓内科・消化器内科・神経内科・総合内科)の経験を積みました。
また病院診療に加え、サテライトクリニックでの外来診療や訪問診療も経験しました。
さらに「軽い頭痛と思ったら実はくも膜下出血だった」など、一見軽症そうに見える患者の中から重症患者を見逃さないことに磨きをかけたい、救急に強い家庭医を目指して、ER型救急施設(風邪から心肺停止・多発外傷まで、赤ちゃんから高齢者まで、何でも救急受診される)に勤務し研鑽を積みました。
その後、今までの経験を医師が不足した地域で活かしたいと考え、静岡県伊豆半島にある病院に勤務しました。
医療圏の人口は約15000人、高齢化率40%以上の地域で、元気な高齢者が多い一方で、通院困難な高齢者も多く、まるで高齢化した日本の将来を先取りしているような地域でした。
また高次医療機関まで1時間30分以上かかる地域に二次救急病院はそこしかありませんでした。
医療資源は人的・物的にも限られていました。
そのような環境の中、「救急は断らない(というか断れない…)」理念のもと、病気もけがも子供も高齢者もまず初期対応し、できることは自院で対応しつつ、必要な時には高次医療機関と連携し、周囲一丸となって診療に当たりました。
その他にも外来診療・入院診療・特別養護老人ホームの嘱託業務・訪問診療の立ち上げなど多くの業務を経験しました。
教育熱心な院長先生やそれを慕って集まってきたメンバーにも恵まれ、充実した日々を送ることができました。
そんな中、子どもも大きくなり地元に比較的近い都市部での勤務を考えていた矢先、神戸市内で家庭医療を実践されている小坂文昭先生とお会いし、考え方に共感し、お世話になることになりました。
今までの経験を生かして少しでもみなさまのお役に立てればと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
平成16年3月 | 岡山大学卒業 |
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平成17年4月~平成20年3月 | 総合病院 南生協病院 初期研修医 |
平成20年4月~平成23年3月 | 日本医療福祉生活協同組合 家庭医療学開発センター 後期研修医 |
平成23年4月~平成28年3月 | 東京保健生活協同組合 根津診療所 所長 |
平成28年4月~令和元年8月 | 尼崎医療生活協同組合 本田診療所 副所長 |
令和元年8月 | こさか家庭医療クリニック |
私が家庭医療と出会ったのは、医学部5年生時に映画にもなったパッチ・アダムス氏が岡山で講演をした際に、パッチ・アダムス氏が「私は家庭医です」と言ったのがきっかけでした。
その後6年生時にアメリカで家庭医療の短期研修を受け、家庭医になりたいと考えました。
初期研修は名古屋で行いました。内科・外科・小児科・産婦人科・麻酔科・眼科・整形外科・地域医療などのローテート研修を行い、家庭医となる基礎を作りました。
基本的には家庭医になるために恵まれた環境で研修を行うことができましたが、少ないマンパワーで夜間・休日の救急外来対応することは非常に体力的・精神的に負担となるものでした。
後期研修は「日本の家庭医療のパイオニアを育てる」という指導医のもとで家庭医療を学びたいと考え、東京で研修を行いました。
内科・小児科・緩和ケアの研修(泌尿器科・皮膚科のブロック研修を含む)を含め、3年間を通じて一つの診療所で同じ患者さんの外来・訪問診療を行いました。
研修修了時は当時日本で最も厳しい発表があり、作成期間の3ヶ月間でストレスのため10kg太ってしまいました。
現在はダイエットして元の体重に戻っています(笑)。
後期研修を終えた時点で「所長として赴任してほしい」という依頼があり、東京大学の近くで昭和の雰囲気が残る観光地の「谷根千」にある根津診療所での勤務を開始しました。
この地域は大学病院が5つも立ち並んでいますが、大病院では診療してもらえず医療からこぼれ落ちてしまう人々が多数おられることを実感し、診療にあたってきました。
この時期は「世界家庭医療学会 アジア太平洋部会 若手支部」の事務局を務め、イギリス・オランダで短期研修をしたり、フランスから研修を受け入れるなど非常に充実した時期でしたが、たった一人の医師で24時間365日待機をしながら診療するのは非常にストレスを伴いました。
「いつかは兵庫県に戻って診療したい」と考えていた念願がかない、ご縁があった尼崎に異動しました。
しかし今までの無理がたたったのか体調が悪化し、初めて2週間欠勤することとなりました。
その後は体調の具合を見ながら仕事をせざるを得ず、体調が戻るまでの数年間は健康面では非常に厳しい時期を過ごすこととなりました。
そんな中、より家庭医としての能力を発揮したいと考えました。
小坂先生と出会い、兵庫県で家庭医療を実践している数少ない医療機関である当院で勤務させていただくこととなりました。
今まで様々な場所で勤務してきた経験を活かして、昔から大好きな神戸の皆様のお役に立っていければと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
平成30年3月 | 神戸大学卒業 |
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平成30年4月〜令和2年8月 | 日本赤十字病院、神戸大学医学部附属病院 初期研修医 |
令和2年9月〜 | 明石医療センター総合診療科プログラム 専攻医 |
令和5年4月〜 | 明石医療センター家庭医プログラム 専攻医 |
初めまして、田口涼子と申します。
私は現在、明石医療センターの家庭医療プログラムに所属し、1年間当院で研修を受けております。
昨年総合診療科プログラムを修了し、家庭医としてさらに専門的な知識と技術を身につけるため、日々勉強させて頂いております。
私は兵庫県三田市出身で、自然豊かな環境で育ちました。
大学で医学を学ぶ中、地域に住む方々の健康に貢献したいと思うようになりました。
お恥ずかしながら、最初はそのために何をすればいいのか、家庭医がどのような仕事をしているのかさえよく分からない状況でした。
そんな中、緩和ケアを専門とする恩師からアドバイスをいただき、総合診療や家庭医学の道を歩み始めることができました。
研修では、毎月自分自身で目標を設定し、その達成度を振り返ります。
その反省点や省察を記録し蓄積することで、より深く症例を理解できるようになりました。
これからも医学の研鑽に励むと同時に、心理社会や地域環境など広い視野で問題解決ができる医師を目指したいと思っております。
私にとって大きな経験の一つに、一昨年祖父を自宅で看取ったことがあります。
医師ではなく、患者家族として終末期のケアに関わる中で、家族が直面する様々な感情や課題を身をもって経験しました。
これは、家庭医療を目指す上で非常に大きな学びとなりました。
今後は一般内科だけでなく、心療内科や緩和ケアなどの分野も学び、幅広い医療を提供できるよう努めていきたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
医院名 | こさか家庭医療 クリニック |
診療科目 | 内科・外科・小児科 |
住所 | 〒651-1143 神戸市北区若葉台 1-1-43 |
電話番号 | 078-591-8070 |