一般にインフルエンザとはインフルエンザウイルスによる感染症のことをさします。
沖縄を除く、日本では12月~3月くらいに流行することが多いです。
沖縄では夏までインフルエンザが発生することがあります。
症状は1~3日程度の潜伏期間を経て、急な発熱(38度~40度くらい)、関節痛が特徴的です。
同時に咳、鼻水、喉の痛み、頭痛がでたり、下痢をする方もいらっしゃいます。
その後、健康な成人では5~7日程度熱が続き、自然に治ります。
お子様の場合は熱がでてから5日間と熱が37.5度以下にさがり、2日以上たってから登校、登園可能とされています。
抗ウィルス剤を使用すると発熱の期間が1日程度短くなったという研究結果はあります。
一般的には特に病気をもたない健康なお子様や大人には抗ウィルス剤を
使用することは勧めていません。
なぜなら、自然に治るという理由とお薬が効かないウィルスの出現を極力減らすためです。
解熱剤などの症状を抑えるお薬を使用し、辛い期間をやり過ごします。
検査をする人はこんな方です
です。
インフルエンザが問診、お体の診察から可能性が高いと判断される方はインフルエンザと診断し、対応します。(インフルエンザの可能性が高いが、検査で陰性とでた場合でも、インフルエンザと診断される)
他のお病気でもそうですが、検査は医師の問診・身体診察を補うものであり、診断の補助として用いるものだからです。
予防接種は10月半ばから12月までには接種しましょう。
接種後2週間くらいで効果が出始め、5ヶ月間効果が持続します。
予防接種を受けることで、完全にインフルエンザにかかることを防ぐことはできませんが、毎年受けることで、インフルエンザに対する抵抗力が維持できます
(その年、予想される型とは違っていたとしてもです)。
また、重症になることを防ぎます。
保育園に通う子供に接種した場合、家族での流行が減ったと言われていますが、ご家族全員で受けられることが理想的です。
予防接種を受けることは自分自身を守るだけでなく、他のご家族やさらに見知らぬおじいちゃん、おばあちゃんもインフルエンザから守ってくれます。
ぜひ、予防接種を受けましょう。
もし、どうしても予防接種を受けたくないという場合は周りの方に、接種するようお勧めしてください。
そうすれば、周りの人に自分は守ってもらえます。