花粉症(季節性アレルギー)とは、
その名の通り、ある時期になると、鼻炎症状(くしゃみ、鼻水、鼻づまり)や結膜炎症状(目やに、目のかゆみ、目の異物感)がでる症状のことを言います。
診断は問診のみで行われます。
毎年、同時期に同様の上記症状がでるのかというところがポイントになってきます。
白くむくんだ目や鼻の粘膜の診察は参考にはなります。
血液検査は必ずしも必要ではありません。
まず、アレルギーの原因になっている物質をさけるようにします。
例としてはマスクやゴーグル、部屋の掃除などです。
薬物治療はそれぞれの症状に対して行います。
第二選択は抗アレルギー薬の点鼻薬となります。
第一選択の薬を使用しても改善がない場合に用います。
その他の治療として、上記二つでも改善しない場合は抗アレルギー薬の内服、免疫療法や鼻粘膜焼灼術などを行う場合があります。
免疫療法や鼻粘膜焼灼術は専門医を受診される方がよいでしょう。
少なくともステロイド点鼻薬や抗アレルギー薬を使用する段階では一般の内科で対応可能です。
それでも改善しない場合は眼科受診をお勧めします。
本格的にアレルギー症状がでてくる1、2週間くらい前から点鼻薬や点眼薬を始めるとより効果的といわれています。
他にご自身でできる対処方法としては
・ 目はこすらないこと
・ 目を軽く押さえて冷やす
・ 1日を通して、人口涙液の点眼をする
・ 症状がある間はコンタクトレンズの使用をさける
などです。目の症状改善のために行うことをおすすめします。