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もう流行しているインフルエンザ

2016/12/08

寒くなりましたね。体調はいかがですか?
冬になると流行する病気を今回はご紹介したいと思います。

冬に流行する病気といえばインフルエンザ、胃腸炎です。以前にも書いたかもしれませんが、今回はインフルエンザの話をします。

インフルエンザは感染後、1日~数日の症状のでない潜伏期間ののち、急な発熱、関節痛が特徴です。咳や鼻水、のどの痛み、下痢などをともなうこともあります。だいたい5日~7日くらいで熱は自然に下がります。

学校保健法では発熱後5病日(12月10日に発熱したら11日~15日まで)経過し、さらに熱が下がってから2日以上経過して登校可能となります。法的には登校(登園)許可証は必要ありませんが、学校によっては求められることはあります。

インフルエンザの検査は必ずしも診断には必要ありません。インフルエンザのその場で判定できる検査は熱がでてから最低でも12時間たっていないと、正しい結果がでない可能性が高いです。

治療は原則的にはつらい症状をやわらげる対症療法で自然治癒を待つことです。重症になる危険性の高い人にはタミフルなどの抗ウィルス薬の使用を勧めます。重症になる危険性の高い人は以下のような方です。

・喘息をお持ちの方
・免疫抑制剤を使用中あるいは免疫不全と診断された方
・19歳以下でアスピリンを長期服用されている方
・高度の肥満(BMI>40)の方
・慢性の内分泌代謝疾患、呼吸器、心臓、腎臓、肝臓のお病気をお持ちの方
・5歳以下、特に2歳以下のお子さん、65歳以上の方
・妊婦および産後2週以内の方

では、予防はどうすればよいのでしょうか?
①予防接種をうける
②手洗いをしっかりする
③適度な運動と休養、栄養をとること
④人込みをさける
⑤適度な空気の湿度を保つ(50%くらいが良い)
です。感染していない人がマスクをすることに予防効果はあまりないですが、インフルエンザにかかっている人がマスクをすることで、咳やくしゃみをしてつばが飛び散るのを防ぐことができ、感染拡大を防ぐ効果はあります。

平成28年12月8日現在、もうすでにインフルエンザが流行に入ったといわれています。
まだ、予防接種を受けていない方は予防接種をうけるようにしましょう。予防接種は多くの方が接種するほど、その効果は高まります。

それでは、皆様がこの冬も健康に過ごせるよう、お体を大切にしてください。

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